Vol.05

Medical

てまり古府薬局

TEMARI DISPENSARY

2018.07.25

Tamiko Shogen

輝く女性や企業情報を発信していくレポートのページ。
第五回は、てまり薬局で薬局長・北エリア長をされている庄源民湖さん。
てまり薬局を運営する株式会社スパーテルは、薬局事業のほかに福祉事業も行なっています。
処方箋の調剤だけでなく、老人ホームや在宅介護への訪問など、さまざまなお仕事についてお聞きました。

CHAPTER /

01

薬局だけでなく、老人ホームなどで薬の管理を

1日のお仕事の流れをお聞かせいただけますか。

私は金沢北エリアのエリア長をやりながら、てまり古府薬局で薬局長という役職に携わっています。開店準備のあと、スタッフで朝礼をします。会社の理念「てまりバリュー」を唱和し、気持ちを引き締め、一日がスタートします。

開店後は患者さんが処方箋を持っていらっしゃるので、調剤してお渡ししていきます。

午後は処方箋の調剤をやりつつ、老人ホームや在宅介護の支援をします。店の中だけでなく薬剤師が外へ出ていき、お薬の管理をしているんです。

地域包括ケアシステムの一環ですね。医療と介護が一体となって、安心して住める地域づくりが求められています。

てまり古府薬局では、老人ホームへの訪問が最近になってスタートしました。施設へ行くと、介護士や理学療法士、医師、看護師など色々な職種の方がいらっしゃいます。そのなかにあって、薬の管理は薬剤師にすべて一任されることになります。

外へ出ていくことで多職種との関わりが増えました。専門分野を持った人たちが集まるからこそ、私たちも薬剤師として能力を発揮できます。薬についての意見をどんどん求められますからね。

役割分担をしながらコミュニケーションをとって連携していく。それがとても勉強になっています。

在宅の患者さんのところへも出かけているんですね。

個人住宅への訪問は、4年くらい前からやっています。医師やケアマネジャーから「薬をちゃんと飲んでいるか見てきてほしい」と頼まれて訪れるケースが多いです。

あとは認知症の方で薬がうまく飲めていない場合など、家族の方たちと相談して管理します。こういったことは、実際に家へ行ってみないとわからないことなのです。




CHAPTER /

02

「健康サポート薬局」として気軽に来てほしい

店舗では処方箋調剤だけを行なうのですか。

来店される患者さんの症状に合わせて、市販薬も販売していますよ。症状によっては、専門医へ受診してもらうという役割も担っています。

今は「健康サポート薬局」も生まれています。調剤だけでなく、市販薬や健康食品、介護相談などを行う、厚生労働大臣が定めた基準をクリアした薬局のことを指しています。

例えば認知症の患者さんであれば介護認定がつき、国の介護保険によるサービスを利用できるといったことも私たちはアドバイスしています。

処方箋だけでなく、相談だけでも利用できるんですね。

そうなんです。血圧だけを測りに来る方もいるし、栄養ドリンクを買う方もいます。もっと気軽に利用してほしいと思って、店舗の環境を整えたり、町の公民館などへ出かけて健康のための講座を開いたりもしています。
昨年は、骨粗しょう症や認知症予防の講座を行いました。

実際に訪れた方に合ったお薬を出すためには、信頼関係が必要となってきます。コミュニケーションを取って、患者さんがどういう症状を持っていてどのようなお薬を飲んでいたかをしっかり聞く。

それらを知ってこそ、お薬だけでなく食事や運動など生活習慣の話ができます。かかりつけ薬局になってほしいという思いがあります。

お忙しくて、1日があっという間に終わりそうですね。お仕事をする上で大切にしていることはありますか。

一言でいえば、信頼関係ですね。患者さんはもちろん、普段接する医師や看護師、施設へ行けばさまざまな専門家の人がいます。私は新卒採用にも関わっていますから、大学へ出かけて当社のお話をすることもあります。

それらはすべて、信頼関係がしっかりできていないとつながっていきません。信頼を得るにはメールや電話だけで済まさずに、実際に会ってお話をすることが大切だと思っています。

「てまり薬局だからできること」というと何がありますか。

当社は、薬局だけでなく福祉事業も行なっています。老人ホームや訪問看護、デイサービスなどです。そこで働く多職種の人たちとコラボできることがうちの強みです。

例えば小規模多機能ホーム ひなの家 押野と連携し一般向けの講座を開いたり、有料老人ホーム ひなの家と連携して在宅訪問を行なったりできます。

多職種と言え社内だからこそ、気兼ねなくいろんな意見を出し合うことができます。コミュニケーションが取りやすく、安心した医療や介護を提供できると思います。

これまでのお仕事で印象に残っているものはありますか。

白山市で開催されたイベントで、「薬の賢い買い方、選び方、使い方」という講演を行ないました。これがいちばん印象に残っていますね。

持ち時間は一時間。セルフメディケーションやジェネリック薬品、OTC薬品など、専門的なお話をかみくだいて説明しました。

薬の買い方は専門家に聞くのが最もお得。そのことをきちんとお伝えしようと、一生懸命やりました。おかげで自分に自信がつきましたね。




CHAPTER /

03

みんなで目標を共有して、進んでいく

お仕事だけでなく息抜きも必要ですよね。お休みの日はどのように過ごされていますか。

今はママ友とのランチが楽しみです。情報交換して、行ったことのないお店へ出かけています。

小学生の子どもがいるんですが、大きくなって手がかからなくなってきたらゴルフをしたいです。食事管理はできていても、運動が足りていないんですよね。患者さんへ運動の大切さをお話しているのに、自分ができていないのはダメだなあと。

あとは隙間時間に本屋さんへ出かけています。手にとるのはやはり医療や健康に関する本が多いです。読んでいるとなにかしら発見があるのが楽しいですね。

いちばんの健康法はなんだと思いますか。

睡眠ですね。特に子どもができてからは体力勝負と痛感して、毎日8時間はとるようにしています。

ほかには、アロマが好きで30種類くらい常備している中から、その日の体調に応じて楽しんでいます。アロマテラピーの資格も持っているんですよ。リフレッシュしたり気分を落ち着けたりと、日々、お世話になっています。

では最後の質問です。ご自身が輝いていると感じる瞬間は?

薬局という仕事は、チームワークがなにより大切です。一人でやれることは何もないと言っていいかもしれません。

人材育成にも力を入れていますが、後輩たちがいきいきと楽しく働いている姿を見ると嬉しく思うんです。

薬局としての目標と、個人としての目標がある。そこへ向かってみんなが進んでいき、私も薬局長として伴走しながら成長を後押ししています。

それらが結果となってあらわれ、後輩たちがいい顔で仕事をしていると自分も楽しくなります。仕事は楽しくないとできませんからね。みんなして成長できていると実感したときが、輝いている瞬間です。




TAMIKO SHOGEN

庄源 民湖

北陸大学薬学部卒業後、病院薬剤師として勤務。出産・育児を経て、現在の(株)スパーテルに入社。
てまり古府薬局のかかりつけ薬剤師として病気から予防まで幅広い健康相談を行っている。子供お薬教室・アロマ教室・健康測定会など実施。
研修認定薬剤師。実務実習指導薬剤師。JAAアロマコーディネーター資格

スパーテル株式会社 てまり古府薬局

Address : 〒920-0362 石川県金沢市古府2-50

Tel : 076-287-5330